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飢死
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うゑじに
ふりがな文庫
“
飢死
(
うゑじに
)” の例文
「いえ、
私
(
わたし
)
はまだもつと働けます。今、休むと、
家
(
うち
)
の者が
飢死
(
うゑじに
)
してしまひます。もつとよく働きますから続けさして下さい。」
こほろぎの死
(新字旧仮名)
/
村山籌子
(著)
覺
(
さま
)
し立歸りしに財布の見えねば南無三と取て返して
探
(
さが
)
せし處只今の次第ゆゑ此上は親子三人
飢死
(
うゑじに
)
より外なしと覺悟致せしと涙を
拭々
(
ふき/\
)
語
(
かた
)
りければ
駕籠舁
(
かごかき
)
は始終を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此時こゝろづきて腰をさぐりみるに
握飯
(
にぎりめし
)
の
弁当
(
べんたう
)
もいつかおとしたり、かくては
飢死
(
うゑじに
)
すべし、さりながら雪を
喰
(
くらひ
)
ても五日や十日は命あるべし、その内には
雪車哥
(
そりうた
)
の
声
(
こゑ
)
さへ
聞
(
きこゆ
)
れば村の者也
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「その代り、俺が死んでしまへば、濱路は誰も氣の付かぬところで
飢死
(
うゑじに
)
だぞ。——この鐵馬といふ近い身寄があり乍ら、大坪家の跡取りにも、娘の婿にも考へなかつた
罰
(
ばち
)
だ。へツ、へツ、へツ、へツ」
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これがなければ親子二人が
飢死
(
うゑじに
)
だからな。
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
飢
常用漢字
中学
部首:⾷
10画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“飢”で始まる語句
飢
飢饉
飢餓
飢渇
飢民
飢寒
飢饉年
飢餲
飢凍
飢人