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飛退
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とびさが
ふりがな文庫
“
飛退
(
とびさが
)” の例文
刃は
僅
(
わずか
)
に合いました。
切尖
(
きっさき
)
と切尖が、昆虫の触角のように触れて、ジーンと背筋を走るような電気が腕に伝わると、二人は思わず一歩ずつ
飛退
(
とびさが
)
って、必死の構えを立て直します。
奇談クラブ〔戦後版〕:04 枕の妖異
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「おッ、」と
喚
(
わめ
)
いて、お夏の
腕
(
かいな
)
を
捻
(
ねじ
)
っていたのが手を放して
飛退
(
とびさが
)
ると、袖が
断
(
き
)
れたか、とぐいと払って、お夏はいま一人を振放して、つつと月影に姿を消したが、柳の下を
潜
(
くぐ
)
るが
疾
(
はや
)
いか、溝を超えて
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と飛付きに掛りますから、お竹は
慌
(
あわ
)
てゝ跡へ
飛退
(
とびさが
)
って
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私は五六尺
飛退
(
とびさが
)
って
叩頭
(
おじぎ
)
をしました。
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私
(
わたし
)
は五六
尺
(
しやく
)
飛退
(
とびさが
)
つて
叩頭
(
おじぎ
)
をしました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
“飛”で始まる語句
飛
飛沫
飛騨
飛鳥
飛出
飛白
飛込
飛翔
飛行
飛石