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顔立
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かほだて
ふりがな文庫
“
顔立
(
かほだて
)” の例文
旧字:
顏立
そして一目見ると
直
(
すぐ
)
に、
少
(
すこ
)
しあけツ
放
(
はな
)
しの
點
(
てん
)
のある
代
(
かはり
)
には、こせつかぬ、おツとりとした、
古風
(
こふう
)
な
顔立
(
かほだて
)
であることを見て取ツた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
美しい
顔立
(
かほだて
)
ではないけれど、愛嬌に富んで、色が白く、漆の様な髪の
生際
(
はえぎは
)
の揃つた具合に、得も言へぬ
艶
(
なまめ
)
かしさが見える。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
蟇の如く胡坐をかいた男は、
紙莨
(
たばこ
)
の煙をゆるやかに吹いて、静かに海を眺めて居る。
凹
(
くぼ
)
んだ
眼窩
(
めつぼ
)
の底に
陰翳
(
くもり
)
のない眼が光ツて、見るからに男らしい
顔立
(
かほだて
)
の、
年齢
(
とし
)
は二十六七でがなあらう。
漂泊
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“顔”で始まる語句
顔
顔色
顔容
顔馴染
顔付
顔貌
顔面
顔触
顔料
顔回