じつ)” の例文
新字:
ひとたてが、ぞろ/\とくと、大袈裟おほげさのやうだが待合室まちあひしつには、あとにわたし一人ひとりつた。それにしてもじつとしてはられない。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わたしひと一寸ちよつとおくりますので。」「終汽車しまひぎしやではありますまいね。それだとじつとしてはられない。」「神戸行かうべゆきのです。」
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)