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雪踏
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せつた
ふりがな文庫
“
雪踏
(
せつた
)” の例文
一人
(
いちにん
)
は黒の中折帽の
鐔
(
つば
)
を
目深
(
まぶか
)
に
引下
(
ひきおろ
)
し、
鼠色
(
ねずみいろ
)
の毛糸の
衿巻
(
えりまき
)
に半面を
裹
(
つつ
)
み、黒キャリコの紋付の羽織の下に紀州ネルの
下穿
(
したばき
)
高々と
尻褰
(
しりからげ
)
して、
黒足袋
(
くろたび
)
に木裏の
雪踏
(
せつた
)
を
履
(
は
)
き
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
引開
(
ひきあけ
)
て直しける
雪踏
(
せつた
)
の
鼻緒
(
はなを
)
の
最
(
いと
)
太
(
ふと
)
き心を隱す元益が出てしづ/\進み入に店の者等は之を見れば
年
(
とし
)
未
(
ま
)
だ
三十路
(
みそぢ
)
に
足
(
たら
)
ざれど
人品
(
じんぴん
)
骨柄
(
こつがら
)
賤
(
いや
)
しからず
黒羽二重
(
くろはぶたへ
)
に丸の中に
桔梗
(
ききやう
)
の
紋
(
もん
)
附
(
つき
)
たる
羽織
(
はおり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“雪踏(
雪駄
)”の解説
雪駄、雪踏(せった)は、竹皮草履の裏面に皮を貼って防水機能を与え、皮底の踵部分に尻鉄がついた日本の伝統的な履物(草履)の一種で、傷みにくく丈夫である。また、湿気を通しにくい。
(出典:Wikipedia)
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
“雪踏”で始まる語句
雪踏穿