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衿巻
ふりがな文庫
“衿巻”の読み方と例文
読み方
割合
えりまき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えりまき
(逆引き)
その男は五十年配で、綿入の
布子
(
ぬのこ
)
に綿入の
半纏
(
はんてん
)
を重ね、
垢
(
あか
)
じみた毛糸の
衿巻
(
えりまき
)
を頭から
頸
(
くび
)
へぐるぐる巻きつけていた。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しに結った
頭髪
(
かみ
)
を
撫
(
な
)
でもせず、黒い
衿巻
(
えりまき
)
をして、お召の半コートを着ている下の方にお召の前掛けなどをしているのが見えて、不断のままである。
黒髪
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
やがて絵羽の羽織を引っかけ、
仏蘭西天鵞絨
(
フランスビロード
)
のコオトに黒の
狐
(
きつね
)
の
衿巻
(
えりまき
)
を肩に垂れた小夜子とハイヤアのクションに納まったが、庸三は何だか進まないような気がした。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
衿巻(えりまき)の例文をもっと
(6作品)
見る
衿
漢検準1級
部首:⾐
9画
巻
常用漢字
小6
部首:⼰
9画
“衿”で始まる語句
衿
衿持
衿首
衿足
衿飾
衿上
衿元
衿前
衿頸
衿佩
“衿巻”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
近松秋江
徳田秋声
山本周五郎