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難波橋
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なにわばし
ふりがな文庫
“
難波橋
(
なにわばし
)” の例文
夜十二時
過
(
すぎ
)
でもあったか、
難波橋
(
なにわばし
)
の上に来たら、
下流
(
かわしも
)
の方で
茶船
(
ちゃぶね
)
に
乗
(
のっ
)
てジャラ/\三味線を鳴らして騒いで居る奴がある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
土橋
(
どばし
)
か
難波橋
(
なにわばし
)
かをわたって省線のガードをくぐると、暗い壁の
面
(
おもて
)
に、血盟団を釈放せよなど、不穏な語をつらねたいろいろの紙が貼ってあった。其下にはいつも乞食が寝ている。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
或
(
あ
)
るとき
難波橋
(
なにわばし
)
の
吾々
(
われわれ
)
得意の
牛鍋屋
(
うしなべや
)
の
親爺
(
おやじ
)
が豚を買出して来て、
牛屋
(
うしや
)
商売であるが気の弱い
奴
(
やつ
)
で、自分に殺すことが出来ぬからと云て、緒方の書生が目指された。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
その時大阪中で
牛鍋
(
うしなべ
)
を
喰
(
く
)
わせる処は
唯
(
ただ
)
二軒ある。一軒は
難波橋
(
なにわばし
)
の
南詰
(
みなみづめ
)
、一軒は
新町
(
しんまち
)
の
廓
(
くるわ
)
の
側
(
そば
)
にあって、最下等の店だから、
凡
(
およ
)
そ人間らしい人で
出入
(
でいり
)
する者は決してない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“難波橋”の解説
難波橋(なにわばし)は、大阪市の大川に架かる堺筋の橋。浪速の名橋50選選定橋。大阪弁では「ナンニャバシ」と発音する。
大阪市中央区北浜と北区西天満を結ぶ、全長189.7m、幅21.8mの橋である。中之島の拡張(後述)により、実質的には土佐堀川と堂島川の2つの川を渡る。橋の中央で下流側に中之島通を分岐させ、上流側に中之島公園へ降りる階段が設けられている。
(出典:Wikipedia)
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“難波”で始まる語句
難波
難波津
難波江
難波薔薇
難波煮
難波人
難波屋
難波内記
難波宮
難波潟