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雄図
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ゆうと
ふりがな文庫
“
雄図
(
ゆうと
)” の例文
既成仏教の迷信を嫌い、気がよくて、情にもろく、しかも国際的な
雄図
(
ゆうと
)
も抱いているという坊さん頭である。画家も描きにくいことだろうと思う。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
而して
我儕
(
われら
)
が折角骨折って小石を積み上げて居ると、無慈悲の鬼めが来ては唯一棒に打崩す。ナポレオンが
雄図
(
ゆうと
)
を
築
(
きず
)
くと、ヲートルルーが打崩す。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
そうして
我儕
(
われら
)
が折角骨折って小石を積み上げて居ると、無慈悲の鬼めが来ては唯一棒に打崩す。ナポレオンが
雄図
(
ゆうと
)
を築くと、ヲートルルーが打崩す。
地蔵尊
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
日本人の
度量
(
どりょう
)
は、太平洋よりも広いんだ、昔から日本人は海外発展に
志
(
こころざ
)
して、
落々
(
らくらく
)
たる
雄図
(
ゆうと
)
をいだいたものは、すこぶる多かったのだ、この山田という人は
通商
(
つうしょう
)
のためか、学術研究のためか
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
青野ヶ原の
彼方
(
かなた
)
、
美濃
(
みの
)
近江
(
おうみ
)
の山々の
陰
(
かげ
)
へと——荘美な夕雲の
彩
(
いろ
)
だけを残して、刻々、沈んでゆく落日の大悲光こそ、さながら、やがて大坂城に、
雄図
(
ゆうと
)
の多恨と身辺の情恨を
遺
(
のこ
)
して
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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が、女の髪の毛で、男児の
雄図
(
ゆうと
)
は左右できない。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“雄図”の意味
《名詞》
雄大な企図。壮図。
(出典:Wiktionary)
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
図
常用漢字
小2
部首:⼞
7画
“雄”で始まる語句
雄
雄鶏
雄々
雄渾
雄叫
雄弁
雄山
雄大
雄蕊
雄勁