“雄図”の読み方と例文
読み方割合
ゆうと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既成仏教の迷信を嫌い、気がよくて、情にもろく、しかも国際的な雄図ゆうとも抱いているという坊さん頭である。画家も描きにくいことだろうと思う。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
而して我儕われらが折角骨折って小石を積み上げて居ると、無慈悲の鬼めが来ては唯一棒に打崩す。ナポレオンが雄図ゆうときずくと、ヲートルルーが打崩す。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そうして我儕われらが折角骨折って小石を積み上げて居ると、無慈悲の鬼めが来ては唯一棒に打崩す。ナポレオンが雄図ゆうとを築くと、ヲートルルーが打崩す。
地蔵尊 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)