“ゆうと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雄図85.7%
遊徒14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして我儕われらが折角骨折って小石を積み上げて居ると、無慈悲の鬼めが来ては唯一棒に打崩す。ナポレオンが雄図ゆうとを築くと、ヲートルルーが打崩す。
地蔵尊 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
日本人の度量どりょうは、太平洋よりも広いんだ、昔から日本人は海外発展にこころざして、落々らくらくたる雄図ゆうとをいだいたものは、すこぶる多かったのだ、この山田という人は通商つうしょうのためか、学術研究のためか
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「しからばなぜ、白昼、しかも街道からさえ見えるところで、小屋がけで、かかる悪戯いたずらをしている遊徒ゆうとを、お取締りにならぬのですか」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)