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随
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まにまに
ふりがな文庫
“
随
(
まにまに
)” の例文
旧字:
隨
月の光も山の
際
(
は
)
に
陰
(
くら
)
くなれば、今はとて戸を
閉
(
た
)
てて入らんとするに、
八五
ただ
看
(
み
)
る、おぼろなる
八六
黒影
(
かげろひ
)
の中に人ありて、
八七
風の
随
(
まにまに
)
来
(
く
)
るをあやしと見れば赤穴宗右衛門なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
五四
千金の子は市に死せず。
五五
富貴の人は王者とたのしみを同じうすとなん。まことに
五六
淵
(
ふち
)
深ければ魚よくあそび、山
長
(
なが
)
ければ
獣
(
けもの
)
よくそだつは、
五七
天
(
あめ
)
の
随
(
まにまに
)
なることわりなり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
いにしへに富める人は、
天
(
あめ
)
の時に
合
(
かな
)
ひ、
地
(
くに
)
の利をあきらめて、
一〇六
産を治めて富貴となる。これ天の
随
(
まにまに
)
なる
計策
(
たばかり
)
なれば、たからのここにあつまるも天のまにまになることわりなり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
随
常用漢字
中学
部首:⾩
12画
“随”を含む語句
随意
随行
随身門
随伴
随分
随身
気随
随喜渇仰
随筆
跟随
随喜
附随
随処
随一
随従
夜譚随録
新幡随院
御随身
神随
随一人
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