陳暉ちんき)” の例文
済南の防禦ぼうぎょ、徳州の回復に、其の材を認められて、平燕へいえん将軍となり、陳暉ちんき平安へいあん馬溥ばふ徐真じょしん等の上に立ち、呉傑ごけつ徐凱じょがい等とともに燕をつの任に当りぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
十一月、京軍の先鋒せんぽう陳暉ちんき、河を渡りて東す。燕王兵を率いて至り、河水の渡り難きを見て黙祷もくとうして曰く、天し予を助けんには、河水氷結せよと。夜に至って氷はたして合す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
鉄鉉、左都督さととく盛庸せいよう右都督ゆうととく陳暉ちんきと力を尽してふせぎ、志を堅うして守り、日をれど屈せず。事聞えて、鉉を山東布政司使さんとうふせいししし、盛庸を大将軍とし、陳暉を副将軍にのぼす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)