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附木店
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つけぎだな
ふりがな文庫
“
附木店
(
つけぎだな
)” の例文
八月の暑い午後、
九歳
(
ここのつ
)
のあんぽんたんは
古帳面屋
(
ふるちょうめんや
)
のおきんちゃんに連れられて、
附木店
(
つけぎだな
)
のおきんちゃんの
叔母
(
おば
)
さんの家へいった。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
淡泊
(
あつさり
)
と
仕舞
(
しま
)
ふて
殊更
(
ことさら
)
に
土産
(
みやげ
)
の
折
(
をり
)
を
調
(
とゝの
)
へさせ、
友
(
とも
)
には
冷評
(
ひようばん
)
の
言葉
(
ことば
)
を
聞
(
き
)
きながら、
一人
(
ひとり
)
別
(
わか
)
れてとぼ/\と
本郷
(
ほんごう
)
附木店
(
つけぎだな
)
の
我家
(
わがや
)
へ
戻
(
もど
)
るに、
格子戸
(
こうしど
)
には
締
(
しま
)
りもなくして、
上
(
うへ
)
へあがるに
燈火
(
ともしび
)
はもとよりの
事
(
こと
)
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
おかしなことに、古屋島七兵衛さんは、郡代の裏の、ずっと神田の
附木店
(
つけぎだな
)
によった方の、
小
(
ち
)
いっぽけな、みすぼらしい
木賃
(
きちん
)
のような宿屋の御亭主であった。
旧聞日本橋:06 古屋島七兵衛
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
千歳座の前で看板にひっかかり、それから
附木店
(
つけぎだな
)
まで歩いて、本箱の虫になって、家から迎えがくるか、おもよどんかお金ちゃんに送りながらわびてもらって
旧聞日本橋:19 明治座今昔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
“附木”で始まる語句
附木