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防遏
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ぼうあつ
ふりがな文庫
“
防遏
(
ぼうあつ
)” の例文
鷲王
(
しゅうおう
)
と
龍王
(
りゅうおう
)
との
相
(
あい
)
闘
(
たたか
)
うが如き
凄惨狠毒
(
せいさんこんどく
)
の光景を生ぜんことを想察して
預
(
あらかじ
)
め之を
防遏
(
ぼうあつ
)
せんとせるか、今皆確知する
能
(
あた
)
わざるなり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
軍隊出動して
防遏
(
ぼうあつ
)
、其後も各要路に小激戦が行われたが今暁に至って全く鎮静し、数十名の死傷者のあったこと。
地図に出てくる男女
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
『太平記』は正行の奮闘は詳説するくせに、此等の諸軍の動静を閑却して居るが、師泰なんか四条畷戦後、北畠軍に大いに進軍を
防遏
(
ぼうあつ
)
されて居るのである。
四条畷の戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
そして外面から来る誘惑、
就中
(
なかんずく
)
異性の誘惑は、この自ら喜ぶ情と媚とが内応をするので、己の為めには随分
防遏
(
ぼうあつ
)
し難いものになっているに相違ないのである。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
行われおる多人数の通夜の習慣は、この種の妖異の
防遏
(
ぼうあつ
)
に最も有効なる事が古来
幾多
(
いくた
)
の人々の経験に依って知、不知の間に確認せられおりし事を今日に立証しおるものと見るを得べし。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
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惴々
(
ずいずい
)
焉としてその侵入を
防遏
(
ぼうあつ
)
しようとしておる。
四十年前:――新文学の曙光――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“防遏”の意味
《名詞》
防止すること。
(出典:Wiktionary)
防
常用漢字
小5
部首:⾩
7画
遏
漢検1級
部首:⾡
13画
“防”で始まる語句
防禦
防
防寨
防空壕
防人
防柵
防塞
防寒靴
防毒面
防腐法