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鎧戸
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よろひど
ふりがな文庫
“
鎧戸
(
よろひど
)” の例文
私は門のところに
躊
(
ため
)
らひ、
芝生
(
しばふ
)
の上に
躊
(
ため
)
らつた。鋪石道を往き
復
(
かへ
)
りした。
硝子戸
(
ガラスど
)
の
鎧戸
(
よろひど
)
は
閉
(
しま
)
つてゐて内部を見ることは出來なかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
柱だけの白いバンガロオが一軒、若い松の
群立
(
むらだ
)
つた中にひつそりと
鎧戸
(
よろひど
)
を
下
(
おろ
)
してゐる。——それを写生してゐるのだつた。
O君の新秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
閉
(
た
)
てきつた
鎧戸
(
よろひど
)
に鳥打帽の頭を当てがつて、こくり/\
居睡
(
ゐねむ
)
りをしてゐたが、電車が
大物
(
だいもつ
)
を出た頃に、ひよいと頭を持ち直して、ぱつちり眼を
開
(
あ
)
けた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
鎧戸
(
よろひど
)
閉めて、ガランとした部屋の中
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
窓の側を通ると、私は時々
鎧戸
(
よろひど
)
を開けて外を見た。雪が劇しく降つてゐた。もう吹きたまりが、下の方の
硝子
(
ガラス
)
にくつゝいてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
髮を目から振りのけ、頭を上げて、思ひ切つて、薄暗い部屋の中を見𢌞さうとした。恰もこの時、一條の光が、壁に耀いた。月の光が、
鎧戸
(
よろひど
)
の
隙間
(
すきま
)
から洩れるのだらうか。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“鎧戸(シャッター)”の解説
シャッター(英語:window shutter)は、何枚もの細長い部材をすだれのように連接し、それを枠体に巻き取ったり片側に寄せることで収納することができるようにした建具。シャッターを構成する細長い部材をスラット(鎧)という。日本語では「鎧戸」と訳されることがある。ただし、「鎧戸」はルーバーを意味することもある。
(出典:Wikipedia)
鎧
漢検準1級
部首:⾦
18画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“鎧”で始まる語句
鎧
鎧櫃
鎧扉
鎧通
鎧武者
鎧甲
鎧袖
鎧橋
鎧兜
鎧師