錢位せんぐらゐ)” の例文
唐縮緬たうちりめん近頃ちかごろぢややすくなつたから一しやく十二三錢位せんぐらゐのものかね、上等じやうとうで十四五せんしかしないだらうね」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれ原料げんれうわら勘次かんじ要求えうきうせずに五せんか十錢位せんぐらゐづゝ懷錢ふところせんしてすぐつたわら其處そこ此處こゝつて、穗先ほさきところもつてはかたからけてがさ/\と背負せおつてるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)