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鋩
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きつさき
ふりがな文庫
“
鋩
(
きつさき
)” の例文
言下
(
ごんか
)
に
勿焉
(
こつえん
)
と消えし
刃
(
やいば
)
の光は、早くも宮が
乱鬢
(
らんびん
)
を
掠
(
かす
)
めて
顕
(
あらは
)
れぬ。
啊呀
(
あなや
)
と貫一の
号
(
さけ
)
ぶ時、
妙
(
いし
)
くも彼は
跂起
(
はねお
)
きざまに突来る
鋩
(
きつさき
)
を
危
(
あやふ
)
く
外
(
はづ
)
して
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼は
刃
(
は
)
さへ
利
(
と
)
しとみえしその
言
(
ことば
)
の
鋩
(
きつさき
)
を我にむけつゝ、たゞちに續いてまた斯くいひぬ 四—六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
代りて酌する彼の想は、
吾手
(
わがて
)
男の
胸元
(
むなもと
)
に
刺違
(
さしちが
)
ふる
鋩
(
きつさき
)
を押当つるにも似たる苦しさに、
自
(
おのづ
)
から
洩出
(
もれい
)
づる声も打震ひて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
声震はせて
縋
(
すが
)
ると見れば、宮は男の
膝
(
ひざ
)
の上なる
鋩
(
きつさき
)
目掛けて
岸破
(
がば
)
と伏したり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
鋩
漢検1級
部首:⾦
14画
“鋩”を含む語句
鋒鋩
鋩子
鋩子先
光鋩
剣鋩
鋩尖
刀鋩
皎鋩
裏鋩子
鋩先
鋩子尖
閃鋩