銀線ぎんせん)” の例文
ささげばたけでは、ささげがほそほそいあるかないかの銀線ぎんせんの、いな、むづかしくいふなら、永遠えいゑん刹那せつなきてもききたいやうなのでる樂器がくきに、そのこゑをあはせて、しきり小唄こうたをうたつてゐました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
酸敗えかかつたとちの葉の繊維せんゐ蛞蝓なめくじ銀線ぎんせんを曳き
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)