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鉤形
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かぎなり
ふりがな文庫
“
鉤形
(
かぎなり
)” の例文
高木ぎんの地所は
本
(
もと
)
やや広い角地面であったのを、角だけ先ず売ったので、跡は崖に面した小家のある方から、団子坂上の街に面した方へ
鉤形
(
かぎなり
)
に残っている。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
然し翁の医術はゴマカシではない。此を見てくれとさし出す翁の右手をよく見れば、第三指の
尖
(
さき
)
が左の方に向って
鉤形
(
かぎなり
)
に曲って居る。
打診
(
だしん
)
に精神がこもる証拠だ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
と小法師の
擡
(
もた
)
げた顔の、鼻は
鉤形
(
かぎなり
)
に
尖
(
とが
)
つて、色は
鳶
(
とび
)
に
斉
(
ひと
)
しい。
青黒
(
あおぐろ
)
く、
滑々
(
ぬらぬら
)
とした
背膚
(
せはだ
)
の
濡色
(
ぬれいろ
)
に、星の影のチラ/\と
映
(
さ
)
す
状
(
さま
)
は、
大鯰
(
おおなまず
)
が
藻
(
も
)
の花を
刺青
(
ほりもの
)
したやうである。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
鉤
漢検準1級
部首:⾦
13画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“鉤”で始まる語句
鉤
鉤鼻
鉤裂
鉤縄
鉤鎌
鉤爪
鉤金
鉤手
鉤穴
鉤曳