“かぎなり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鍵形60.0%
鉤形30.0%
鈎形10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西洋式の庭は海に面して広く、一面に青芝が生へ、鍵形かぎなりになつた石の胸壁の正面には石段があり、桟橋があり、下には一艘の短艇ボートが波にゆられてゐた。
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
然し翁の医術はゴマカシではない。此を見てくれとさし出す翁の右手をよく見れば、第三指のさきが左の方に向って鉤形かぎなりに曲って居る。打診だしんに精神がこもる証拠だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
鈎爪かぎつめの脊骨曲りが鈎形かぎなりありきはらばひ石の下掘る
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)