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鉄挺
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かなてこ
ふりがな文庫
“
鉄挺
(
かなてこ
)” の例文
表からそっと覗いてみると、親方らしい四十ぐらいの男が指図して、三人の職人が熱い
鉄挺
(
かなてこ
)
から火花を散らしていた。
半七捕物帳:06 半鐘の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
(
可
(
い
)
いともの。)といひかけて
親仁
(
おやぢ
)
は
少年
(
せうねん
)
の
傍
(
そば
)
へにぢり
寄
(
よ
)
つて、
鉄挺
(
かなてこ
)
を
見
(
み
)
たやうな
拳
(
こぶし
)
で、
脊中
(
せなか
)
をどんとくらはした、
白痴
(
ばか
)
の
腹
(
はら
)
はだぶりとして、べそをかくやうな
口
(
くち
)
つきで、にやりと
笑
(
わら
)
ふ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(いいともの。)といいかけて、
親仁
(
おやじ
)
は少年の
傍
(
そば
)
へにじり寄って、
鉄挺
(
かなてこ
)
を見たような
拳
(
こぶし
)
で、背中をどんとくらわした、
白痴
(
ばか
)
の腹はだぶりとして、べそをかくような口つきで、にやりと笑う。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
挺
漢検準1級
部首:⼿
10画
“鉄”で始まる語句
鉄
鉄瓶
鉄漿
鉄槌
鉄砲
鉄棒
鉄扉
鉄格子
鉄鎚
鉄柵