“鉄挺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かなてこ60.0%
てこ20.0%
てってい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表からそっと覗いてみると、親方らしい四十ぐらいの男が指図して、三人の職人が熱い鉄挺かなてこから火花を散らしていた。
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かしらを呼びにやるやら何やら騒ぎ致しますけれども、小平は鉄挺てこでも動きませんので、持て余している所へ帰って来たのは主人善右衞門で、これより小平を奥へ連れてまいり
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「自由をわれらに」における工場のつちの音、「人生案内」の線路工事の鉄挺てっていの音の使用などのようなのがそれである。
映画芸術 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)