金字きんじ)” の例文
細いどぶにかかった石橋を前にして、「内陣ないじん新吉原講しんよしわらこう」と金字きんじで書いた鉄門をはいると、真直まっすぐな敷石道の左右に並ぶ休茶屋やすみぢゃや暖簾のれんと、奉納の手拭が目覚めるばかり連続つながって
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
きざはしの下に立って、仰ぐと、典雅温優てんがおんゆうなる弁財天べんざいてん金字きんじふちして、牡丹花ぼたんかがくがかかる。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
牡丹うゑ君まつ家と金字きんじしてかどに書きたる昼の夢かな
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
金字きんじ見ゆるダンヌンチオの稗史はいしとざ
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
見よ、籍册ほさつ金字きんじ——
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
暮れもなやめるたましひ金字きんじのにほひ。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
革表紙かはべうし金字きんじの書物。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
洋書ほん金字きんじ時雨しぐれたまし
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
金字きんじの本が光つてた。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)