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野鼠
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やそ
ふりがな文庫
“
野鼠
(
やそ
)” の例文
「玄徳、孔明など、いずれも定まった領地もない
野鼠
(
やそ
)
の
輩
(
ともがら
)
でしかない。そのお説はあまりに取越し苦労すぎる」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、人のすがたには見ながらも、自分も死馬の骨を
舐
(
しゃ
)
ぶり、
野鼠
(
やそ
)
を喰い、木の皮、草の根まで
漁
(
あさ
)
った。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こう
囁
(
ささや
)
くと、美濃部十郎や
柘植
(
つげ
)
半之丞の
輩
(
ともがら
)
は、仲間だけで、
野鼠
(
やそ
)
のように、
壕
(
ほり
)
の底を走り去った。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天下の恐れとなっている梁山泊とやらの
野鼠
(
やそ
)
の
巣
(
す
)
、一ト蹴散らしに踏みつぶしてやろうと思っていたに、彼らから旗を
掲
(
かか
)
げて出て来たとは、いや、待っていたと言いたいような
誂
(
あつら
)
え
向
(
む
)
きだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と陳応は
野鼠
(
やそ
)
のように城へ逃げ帰った。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「
推参
(
すいさん
)
なり、
野鼠
(
やそ
)
の将」
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“野鼠”の意味
《名詞》
野鼠(やそ、のねずみ)
のねずみ。
(出典:Wiktionary)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
“野”で始まる語句
野
野原
野暮
野分
野面
野郎
野良
野路
野菜
野茨