“やそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤソ
語句割合
耶蘇64.6%
八十24.6%
野鼠9.2%
野蔬1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是より先、寛永十四年に島原の亂が起つた時、十太夫は高野山を拔け出て耶蘇やそ教徒の群に加つたが、原城の落ちた時亂軍の中で討たれた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
即ち、一首の声調が如何にもごつごつしていて、「もののふの八十やそうぢがはの網代木あじろぎに」というような伸々のびのびした調子には行かない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
と、人のすがたには見ながらも、自分も死馬の骨をしゃぶり、野鼠やそを喰い、木の皮、草の根まであさった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
過日絮談じょだんの折にお話したごとく某々氏瓢酒ひょうしゅ野蔬やそ春郊しゅんこう漫歩まんぽの半日をたのしもうと好晴の日に出掛でかける、貴居ききょはすでに都外故そのせつたずねしてご誘引ゆういんする
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)