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重吉
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じゅうきち
ふりがな文庫
“
重吉
(
じゅうきち
)” の例文
ある日のこと、
重吉
(
じゅうきち
)
はなにを思ったか、お父さんが大切にしまって
置
(
お
)
いた
掛
(
か
)
け
物
(
もの
)
を、そっと取り出して、台所の
片隅
(
かたすみ
)
にかくしてしまいました。
とんまの六兵衛
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
ものの懸念さに、
母様
(
おっかさん
)
をはじめ、
重吉
(
じゅうきち
)
も、
嘉蔵
(
かぞう
)
も
呼立
(
よびた
)
てる声も揚げられず、
呼吸
(
いき
)
さへ高くしてはならない気がした。
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
とチョコ/\と来た者は妙な男で、もと東京の
向両国
(
むこうりょうごく
)
の
軍雞屋
(
しゃもや
)
の
重吉
(
じゅうきち
)
と云う、
体躯
(
なり
)
の小さい人でございます。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
妻
(
さい
)
がちょうどいいついでだから、帰りに
重吉
(
じゅうきち
)
さんのところへ寄っていらっしゃい、そうして重吉さんに会って、あのことをもっとはっきりきめていらっしゃい。
手紙
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いよいよ
絶体絶命
(
ぜったいぜつめい
)
です。これももとはといえば
重吉
(
じゅうきち
)
のいたずらから出たことです。思えば重吉がうらめしくなりました。で、とうとう六兵衛はおろおろ声で
とんまの六兵衛
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
▼ もっと見る
昔、ある村に
重吉
(
じゅうきち
)
と
六兵衛
(
ろくべえ
)
という二人の少年が住んでいました。二人は
子供
(
こども
)
の時分から大の
仲
(
なか
)
よしで、今まで一度だって
喧嘩
(
けんか
)
をしたこともなく
口論
(
こうろん
)
したことさえありませんでした。
とんまの六兵衛
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“重”で始まる語句
重
重畳
重宝
重々
重量
重石
重荷
重箱
重立
重大