“六兵衛”の読み方と例文
読み方割合
ろくべえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なに、とんまの六兵衛ろくべえがうらなうって? これほどさがしても見つからぬものを、あんな馬鹿ばかにどうしてわかるものかえ。」
とんまの六兵衛 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
娘のお雛と、その弟で四つになったばかりの富太郎とみたろうに、女中のお染と下男の六兵衛ろくべえを付けて、根岸の寮に置き、もっぱら身体の弱い富太郎の養生をさせておりました。
三方子川の漁師六兵衛ろくべえの網に、隻眼隻腕の痩せ浪人と、青白い美男とが引っかかった——。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)