“じゅうきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重吉80.0%
十吉20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とチョコ/\と来た者は妙な男で、もと東京の向両国むこうりょうごく軍雞屋しゃもや重吉じゅうきちと云う、体躯なりの小さい人でございます。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さいがちょうどいいついでだから、帰りに重吉じゅうきちさんのところへ寄っていらっしゃい、そうして重吉さんに会って、あのことをもっとはっきりきめていらっしゃい。
手紙 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
よね十吉じゅうきちとは南向きの縁に仲よく肩をならべて、なんにも言わずにあおい空をうっとりと見あげていた。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)