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釈迦堂
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しゃかどう
ふりがな文庫
“
釈迦堂
(
しゃかどう
)” の例文
北嶺
(
ほくれい
)
より入山あって、
釈迦堂
(
しゃかどう
)
を
行在所
(
あんざいしょ
)
にあてられ、即刻、みことのりを発せられたうえ、坊舎の上に高々と、錦の御旗をお
掲
(
かか
)
げでおざった
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この日まず一発の号砲と同時に兵士が繰出すので、もっとも
目貫
(
めぬき
)
として見るべきは、
釈迦堂
(
しゃかどう
)
の西の部で釈迦堂の上には法王の御座がある。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
もしや御堂なんぞにと思い、
釈迦堂
(
しゃかどう
)
始め二つ三つ探してみたが、無駄であった。小督の消息は依然として知れなかった。仲国は次第に焦々してきた。
現代語訳 平家物語:06 第六巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
それからもう一度清涼寺の門前に出、
釈迦堂
(
しゃかどう
)
前の停留所から
愛宕
(
あたご
)
電車で嵐山に戻り、
三度
(
みたび
)
渡月橋の北詰に来て一と休みした後、タキシーを拾って平安神宮に向った。
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
天竜寺
(
てんりゅうじ
)
の門前を左へ折れれば
釈迦堂
(
しゃかどう
)
で右へ曲れば
渡月橋
(
とげつきょう
)
である。京は所の名さえ美しい。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
幸いに私は貴族の家(
釈迦堂
(
しゃかどう
)
の前の大家)に
知辺
(
しるべ
)
があったものですから、その家の窓から投秘剣会を見ることが出来ました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「
紅葉見
(
もみじみ
)
の日でございますよ。あなたは殿様のお供で、私は一人で、あの
釈迦堂
(
しゃかどう
)
で御一緒になりました」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一乗寺修学院町という文字が何かで目についたし、一乗寺
釈迦堂
(
しゃかどう
)
町とかいてある看板も見るのだった。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
祭典中の僧侶 そこでモンラムの
大祈祷会
(
だいきとうえ
)
をどこで行うかというと
釈迦堂
(
しゃかどう
)
において行う。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
今日は
真間
(
まま
)
の
釈迦堂
(
しゃかどう
)
から
遍覧亭
(
へんらんてい
)
あたりの今
盛
(
さか
)
りと聞く
紅葉
(
もみじ
)
見物に出かけた帰りで、例の
部屋住
(
へやず
)
み気分の座興がつのッて、姉君の女駕をさらって、あとの困り方を想像しながら、ひとり
興
(
きょう
)
がりつつ
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
釈
常用漢字
中学
部首:⾤
11画
迦
漢検準1級
部首:⾡
9画
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
“釈迦堂”で始まる語句
釈迦堂脇