すっ)” の例文
米友に至っては、相変らず要領を得たような、得ないような、すっぱいような、からいような、妙な顔をして考え込んでいるてい
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
所轄署への遠慮で、なかなか腰を上げなかった花房一郎も、十次郎と雪子に口をすっぱくさせた揚句、とうとう
踊る美人像 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
小「本当に分らないにも程があるじゃないか、私にばかり口をすっぱくさしてさ」
あとで段々聞いて見ると梅干がって有ったのだそうで、こりゃアすっぺいねえ
給仕は送話器を掌で塞いで、すっぱい顔をして見せました。
音波の殺人 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)