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酒問屋
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さかどんや
ふりがな文庫
“
酒問屋
(
さかどんや
)” の例文
時々
酒問屋
(
さかどんや
)
の前などを御通りになると、
目暗縞
(
めくらじま
)
の着物で
唐桟
(
とうざん
)
の
前垂
(
まえだれ
)
を三角に、
小倉
(
こくら
)
の帯へ
挟
(
はさ
)
んだ番頭さんが、
菰被
(
こもかぶ
)
りの
飲口
(
のみぐち
)
をゆるめて、
樽
(
たる
)
の中からわずかばかりの酒を
創作家の態度
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
種彦は丁度
豊後節
(
ぶんごぶし
)
全盛の昔に流行した
文金風
(
ぶんきんふう
)
の
遊冶郎
(
ゆうやろう
)
を見るように両手を
懐中
(
ふところ
)
に肩を落し
何処
(
どこ
)
を風がという
見得
(
みえ
)
で、いつのほどにか名高い
隅田川
(
すみだがわ
)
という
酒問屋
(
さかどんや
)
の前
辺
(
あた
)
りまで来たが、すると
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
さて、師匠の所有の四体の観音は、その後どうなったかというに、一つは浅草の伊勢屋四郎左衛門の家(今の青地氏、昔の
札差
(
ふださし
)
のあと)、一体はその頃有名だった
酒問屋
(
さかどんや
)
で、新川の
池喜
(
いけよし
)
へ行きました。
幕末維新懐古談:34 私の守り本尊のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「ああそうだよ、
酒問屋
(
さかどんや
)
の」
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
問
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽