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連雀町
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れんじゃくちょう
ふりがな文庫
“
連雀町
(
れんじゃくちょう
)” の例文
この旗さえ見たらこの群集の意味も
大概
(
たいがい
)
分るだろうと思って一番近いのを注意して読むと木村六之助君の
凱旋
(
がいせん
)
を祝す
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
有志者とあった。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
夏目先生、虚子、
鼠骨
(
そこつ
)
、それから多分
四方太
(
しほうだ
)
も一処で神田
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
の鶏肉屋でめしを食ったことがあった。どうした機会であったか忘れてしまった。
高浜さんと私
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
このついでに今一つ、江戸の古い町の名で、東京になるまでのこっていた、
神田
(
かんだ
)
の
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
という地名も、もとは運送業者の住んでいたところであった。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
こっち側は
昌平橋御門
(
しょうへいばしごもん
)
から
佐柄木町
(
さえぎちょう
)
すじ、
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
から
風呂屋町
(
ふろやまち
)
の辺りまで、すっかり火の粉をかぶっています
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
江戸の東北、
向島
(
むこうじま
)
浅草から
谷中
(
やなか
)
根岸
(
ねぎし
)
へかけて寺が多い。その上どころの湯灌場買いを一手に引き受けて、ほっくりもうけているのが神田
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
のお古屋津賀閑山。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
「へえい、さようでござんす。
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
あたりに火の見があったはずでござんすよ」
右門捕物帖:11 身代わり花嫁
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
から逃げだして、どうやら
湯島
(
ゆしま
)
の方へ入った様子でござります」
くろがね天狗
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
または中川の角に添って
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
の方へ抜けようが、あるいは
門
(
かど
)
からすぐ
小路
(
こうじ
)
伝いに
駿河台下
(
するがだいした
)
へ向おうが、どっちへ行こうと
見逃
(
みのが
)
す
気遣
(
きづかい
)
はないと彼は心丈夫に
洋杖
(
ステッキ
)
を突いて
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
磯五がこの貼り紙を見たのは、若松屋惣七に突っ放されて、逃げるように加宮跡から式部小路へ帰ろうとする途中、
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
の
寄合所
(
よりあいじょ
)
でなにげなく立ちどまって読んだのであった。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
てまえは神田の
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
で畳表屋を営みおりまする久助と申す者でございますが、雨がしょぼしょぼ降っていました晩がた、おかしな比丘尼の女行者がひょっくりとやって参りましてな——
右門捕物帖:17 へび使い小町
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
駕籠はひたひたとこれに押されて、
連雀町
(
れんじゃくちょう
)
の横丁へ逃げこんだ。このとき、
太田姫稲荷
(
おおたひめいなり
)
の上から
淡路坂
(
あわじざか
)
をおりてくる大八車が二、三台つづいた。大荷を積んで牛にひかせているから、歩みがのろい。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
雀
漢検準1級
部首:⾫
11画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“連雀”で始まる語句
連雀