カヨ)” の例文
カヨはせブミをおこすだけが、せめてものてだてゞ、其さへ無事に、姫の手に屆いて、見られてゐると言ふ、自信を持つ人は、一人としてなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
学校は下宿にばかりゐては胃が悪くなるから散歩の終点だと思つてカヨつてゐる。
その頃の生活 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
カヨはせブミをおこすだけが、せめてものてだてゞ、其さへ無事に、姫の手に屆いて、見られてゐると言ふ、自信を持つ人は、一人としてなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
カヨはせブミをおこすだけが、せめてものてだてゞ、其さへ無事に、姫の手に届いて、見られてゐると言ふ、自信を持つ人は、一人としてなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三津郷……大穴持命の御子阿遅須枳高日子アヂスキタカヒコ命……大神ユメぎ給はく「御子の哭く由をれ」と夢に願ぎましゝかば、夢に、御子のコトカヨふと見ましき。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三津郷……大穴持命おおなもちのみことの御子阿遅須枳高日子アヂスキタカヒコ命……大神ユメぎ給はく「御子のく由をれ」と夢に願ぎましゝかば、夢に、御子のコトカヨふと見ましき。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
大和の國とり圍む青垣山では、この二上山。空行く雲のカヨと、昇り立つて祈りました。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
大和の國とり圍む青垣山では、この二上山。空行く雲のカヨと、昇り立つて祈りました。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
大和の国とり囲む青垣山アヲガキヤマでは、この二上山。空行く雲のカヨと、昇り立つて祈りました。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)