“逆戻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎやくもど40.0%
ぎゃくもど30.0%
ぎゃくもどり20.0%
ぎやくもどり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二度ばかりはお母さまが救ひ出してお上げになつたのですが、しかし自由になるが早いか直ぐに以前の仲間や癖に逆戻ぎやくもどりなさるのです。
今ではそれがこうした生活に逆戻ぎゃくもどりしたくらいであるから、よほど鎮静ちんせいはしているが、それでもどうかすると昔の熱情がほとばしった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
柏手かしわでを打って鈴を鳴らして御賽銭おさいせんをなげ込んだ後姿が、見ているにこっちへ逆戻ぎゃくもどりをする。黒縮緬くろちりめんがしわの紋をつけた意気な芸者がすれ違うときに、高柳君の方に一瞥いちべつ秋波しゅうはを送った。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
勸工場くわんこうば逆戻ぎやくもどり。」
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)