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逃亡
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とうぼう
ふりがな文庫
“
逃亡
(
とうぼう
)” の例文
マチアはボブに二十七フランを、わたしたちの
逃亡
(
とうぼう
)
のために
骨
(
ほね
)
を
折
(
お
)
ってくれた礼にやりたいと思ったが、かれは一スーの金も受け取らなかった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
あの者は、
源氏閣
(
げんじかく
)
の上より
逃亡
(
とうぼう
)
して、その
後
(
ご
)
ゆくえ知れずになっていた
咲耶子
(
さくやこ
)
という
不敵
(
ふてき
)
な女、ことに、
浜松城
(
はままつじょう
)
に
差
(
さ
)
し立てることになっている
罪人
(
ざいにん
)
じゃ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
逃亡
(
とうぼう
)
した猿田飛行士の代りにミドリの兄の天津飛行士を加えただけで、あとはそのままの顔ぶれでもって、いよいよ地球へ向け
帰還
(
きかん
)
の
途
(
と
)
につくことになった。
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
すると、早百合姫に
附添
(
つきそ
)
っていた家来の男女は、
薄情
(
はくじょう
)
なもので、両人
諜
(
しめ
)
し合せ、館も人手に
売渡
(
うりわた
)
し、金目のものは残らず
浚
(
さら
)
ってどこかへ
逃亡
(
とうぼう
)
してしまいました。
鯉魚
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「いや、
逃亡
(
とうぼう
)
をこころみて、悪漢どもの毒手にたおれたのかもしれんよ」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
▼ もっと見る
身を
飜
(
ひるがえ
)
して自分の室に帰ると、大急ぎで電話機をとりあげると、研究事務室を呼び出した。あの室では言えないからミチ子をこっちへ呼びよせ、
逃亡
(
とうぼう
)
をすすめる
心算
(
つもり
)
だった。
階段
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“逃亡”の意味
《名詞》
逃げて姿を隠すこと。
律令制で、本貫地や任地を離脱すること。
(出典:Wiktionary)
“逃亡”の解説
逃亡(とうぼう)とは、束縛や義務などから逃げ、身を隠すこと。
(出典:Wikipedia)
逃
常用漢字
中学
部首:⾡
9画
亡
常用漢字
小6
部首:⼇
3画
“逃亡”で始まる語句
逃亡者
逃亡中