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込上
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こみあ
ふりがな文庫
“
込上
(
こみあ
)” の例文
その時はもう
全
(
まる
)
で夢中で、
唯
(
ただ
)
那奴の憎らしいのが胸一杯に
込上
(
こみあ
)
げて、
這畜生
(
こんちくしよう
)
と思ふと、
突如
(
いきなり
)
其処
(
そこ
)
に在つたお皿を那奴の
横面
(
よこつつら
)
へ
叩付
(
たたきつ
)
けて遣つた。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
その岸本の言葉を聞くと、節子は何がなしに胸が
込上
(
こみあ
)
げて来たという風で、しばらく壁の側に顔を押えながら立っていた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
微温湯
(
ぬるまゆ
)
だから
其儘
(
そのまゝ
)
ゴツクリ
飲
(
の
)
むと、
空
(
から
)
ツ
腹
(
ぱら
)
へ五六十
両
(
りやう
)
の
金子
(
かね
)
と
餅
(
もち
)
が
這入
(
はいつ
)
たのでげすからゴロ/\/\と
込上
(
こみあ
)
げて
来
(
き
)
た。源
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
三「旦那御心配なさいますな、
彼
(
あれ
)
じゃアちょいとグーッとちん/\が
込上
(
こみあ
)
げて来ます、ぽかりとステッキで
打
(
ぶ
)
ったんでげすが、本当に
素敵
(
すてっき
)
もないことで」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“込”で始まる語句
込
込入
込合
込絡
込高