さい)” の例文
もしそれ、その冷露に美玉の屑末しょうまつを混じて、朝な朝なご服用あらんか、陛下の寿齢じゅれいは百さいを加え、御艶おんつやもいよいよ若やいでまいるにちがいありません
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
堯典に曰く、二十有八さい放勲ほうくんすなわ徂落そらくせり、百姓考妣ふぼするが如くなりき、三年、四海しかい八音はちいん遏密あつみつせりと。孔子曰く、天に二日無く民に二王無しと。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
その根底において意味の異なる文の定義などを掲げて、駁撃ばくげきせんとするは見当違ひたるを免れず。われらのいはゆる文学は理窟の外に立つ者にて道をさいする者などに非ざるなり。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「七歳ヨリ綴ル所ノ詩筆、四十さい、向フ、約千有余篇」
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一たび強秦きょうしんを定む四百さい
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)