かろ/″\)” の例文
旧字:
たとへば高橋五郎氏に胡誕こたん妄説なりと論斥せられし「興雲興雨」の術の如き、彼れは其知らざる物理をもかろ/″\しく論じ去れり。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
わたくしは先生がかう云つたのを聞いた。将軍の御上洛は陸路よりするを例とする。発著の間二十日を費す。是は閫外こんぐわいの任にあるものがかろ/″\しく動かざるを示すのだ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
是非曲直かろ/″\しくはんし難し。かず、修練鍛磨してみだりに他人の非を測らざることをつとむるに。
山庵雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
是非曲直かろ/″\しく判し難し。かず修練鍛磨してみだりに他人の非を測らざることをつとむるに。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)