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蹠
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あなうら
ふりがな文庫
“
蹠
(
あなうら
)” の例文
私たちが
殆
(
ほとん
)
ど忘れたままでゐる自分の
蹠
(
あなうら
)
よりももつと低いところに。そして
黄昏
(
たそがれ
)
が消えると街は彼女の鏡を力無く取り落すのである。街と川とは別々に、秘密に満ちた夜闇に陥つて行くのである。
水に沈むロメオとユリヤ
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
をさなかるいのちゆるがせ遊ぶ子の
蹠
(
あなうら
)
見れば愛し
紅
(
あけ
)
せり
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蹠
(
あなうら
)
やはき『
妖惑
(
まよはし
)
』の
風
(
かぜ
)
おとなへば
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
沙
(
いさご
)
は
燬
(
や
)
けぬ、
蹠
(
あなうら
)
のやや痛きかな
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
たゞ
蹠
(
あなうら
)
に踏む湿潤な苔類の
原始林の縁辺に於ける探険者:une ode
(新字旧仮名)
/
富永太郎
(著)
▼ もっと見る
石臼のほとりに飛べや
寒
(
かん
)
すずめ
地面
(
ぢべた
)
の雪に
蹠
(
あなうら
)
つけて
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蹠
(
あなうら
)
やはき「
妖惑
(
まよはし
)
」の風おとなへば
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
やはらかき
猫
(
ねこ
)
の
柔毛
(
にこげ
)
と、
蹠
(
あなうら
)
の
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蹠
(
あなうら
)
のなまめき。——たたと
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
悪獣の
蹠
(
あなうら
)
のごと血を
滴
(
たら
)
す。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
にこ毛密なる
蹠
(
あなうら
)
は
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
槌つらね、
蹠
(
あなうら
)
うつは。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蹠
漢検1級
部首:⾜
18画
“蹠”を含む語句
対蹠
対蹠的
足蹠
対蹠点
對蹠的
先蹠
蹠下
蹠疵
蹠裏