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踵
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かがと
ふりがな文庫
“
踵
(
かがと
)” の例文
黒く磨かれた、
踵
(
かがと
)
の高い靴で、彼女はきりっと、ブン廻しのように一とまわりして、丘の方へ行きかけた。
渦巻ける烏の群
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
「それ、それ——」と使丁はがなりつける。「まだ
踵
(
かがと
)
にいっぺえくっついてるじゃねえか——何だ、手前の脚は? 月に一ぺんぐらいはお湯にへえってんのか?」
白い壁
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
(あれ、
気味
(
きみ
)
が
悪
(
わる
)
いよ。)といふと
婦人
(
をんな
)
は
背後
(
うしろ
)
へ
高々
(
たか/″\
)
と
踵
(
かがと
)
を
上
(
あ
)
げて
向
(
むか
)
ふへ
飛
(
と
)
んだ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
やつした姿は
商人風
(
あきんどふう
)
、縞の衣裳に半合羽、千草の股引き甲斐甲斐しく、両掛けかついで草鞋ばき、ひどく堅気に見せながらも、争われぬは歩きぶり、足の爪先踏みしめ踏みしめ、
踵
(
かがと
)
で
耐
(
こら
)
える武者運び
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
血に染みし
踵
(
かがと
)
のあたり、
蟋蟀
(
きりぎりす
)
啼きもすずろぐ。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
踵
(
かがと
)
にしめる
紅色
(
くれなゐ
)
の
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
入口の扉が
開
(
あ
)
いて、
踵
(
かがと
)
の低い靴をはいた主婦が顔を出した。
橇
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
“踵(かかと)”の解説
かかと(踵)は、足の裏の最も後(背中側)の部分である。きびすとも言う。靴ではかかとの下の靴底を厚くするのが普通で、英語の heel からヒールとも言う。靴のこの部分を指してかかとと言うこともある。
(出典:Wikipedia)
踵
漢検1級
部首:⾜
16画
“踵”を含む語句
相踵
接踵
高踵靴
踵鉄
高踵
円踵
前踵部
対踵地
対踵的
後踵
膕踵
赤踵
踵摺
追踵