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赤合羽
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あかがつぱ
ふりがな文庫
“
赤合羽
(
あかがつぱ
)” の例文
「
大晦日
(
おほみそか
)
の晩大川橋の
袂
(
たもと
)
に捨ててあつたのを、物好きに家の人が拾つて來ましたよ。これはお玉と違つて、男物の
赤合羽
(
あかがつぱ
)
一枚に包んだきり、着物も金も附いてゐたわけぢやありません」
銭形平次捕物控:160 二つの刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
聞て幸八は
心得
(
こゝろえ
)
其夜の中に
部屋
(
へや
)
から
撰
(
えらん
)
で呉服屋の六
團扇
(
うちは
)
の源
入墨
(
いれずみ
)
七箱根傳助小僧の吉品川の松
抔
(
など
)
何
(
いづれ
)
も當宿の
腕
(
うで
)
こき六人
體
(
からだ
)
へは
赤合羽
(
あかがつぱ
)
を
羽折
(
はをり
)
各自向ふ
鉢卷
(
はちまき
)
をなし
腰
(
こし
)
に
挾
(
はさみ
)
しは
叺莨入
(
かますたばこいれ
)
手には竹の
息杖
(
いきづゑ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「大川橋の橋番を三十年も勤めた喜之助といふ親爺はこの春死にましたよ。二十年前の大晦日の晩に、
赤合羽
(
あかがつぱ
)
に包んだ
棄兒
(
すてご
)
のことは、よく話してゐたさうです——それつきりのことですが」
銭形平次捕物控:160 二つの刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
“赤”で始まる語句
赤
赤児
赤子
赤蜻蛉
赤裸
赤銅
赤煉瓦
赤毛布
赤城
赤飯