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質実
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じみ
ふりがな文庫
“
質実
(
じみ
)” の例文
旧字:
質實
……
結
(
ゆい
)
たての
円髷
(
まるまげ
)
に薄化粧して、
質実
(
じみ
)
だが黒の
江戸褄
(
えどづま
)
の、それしゃにはまた見られない、こうとうな町家の内儀風の、しゃんと調ったお悦と、
急
(
せ
)
き心に肩を揃えて、私は
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
教訓物や昔咄や「
実語教稚講釈
(
じつごきょうおさなこうしゃく
)
」こう云ったような
質実
(
じみ
)
な物へ、努めて世界を求めて行った。
戯作者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
Wは『迷信、伝説の起原と精神異状』といったような比較的
質実
(
じみ
)
な方面から……又
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
二十七八に見える
面長
(
おもなが
)
な色のくっきり白い女であった。黒い筋の細かい髪を目だたないような洋髪にして、
微
(
うす
)
黄ろな地に
唐草
(
からくさ
)
模様のある
質実
(
じみ
)
な
羽織
(
はおり
)
を
被
(
き
)
ているが、どこかに侵されぬ気品があった。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
と
質実
(
じみ
)
に話す。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“質実”の意味
《名詞》
飾り気がなく真面目なこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
質
常用漢字
小5
部首:⾙
15画
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“質”で始まる語句
質
質問
質子
質素
質朴
質屋
質入
質物
質樸
質店