貞操みさを)” の例文
かくて彼等歌に歸り、後またさけびて、徳とえにしの命ずる如く貞操みさをを守れる妻と夫の事を擧ぐ 一三三—一三五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
なにはゞかりての御遠慮ごゑんりよぞやくわんずれば御恨おうらみも未練みれんなにもあらずお二かたさま首尾しびとゝのひしあかつきにはいさぎよく斯々かう/\して流石さすが貞操みさをたつるとだけきみさまにられなばそれ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ひたすら三五四吾が貞操みさををうれしとおぼして、三五五あだ々しき心をなおぼしそと、いと三五六けさうじていふぞ三五七うたてかりき。豊雄いふは、世のことわざにも聞ゆることあり。