トップ
>
謙譲
>
けんじょう
ふりがな文庫
“
謙譲
(
けんじょう
)” の例文
旧字:
謙讓
けれど、表面はあくまでも、互いに、相手の
歓心
(
かんしん
)
を求め、どちらも
謙譲
(
けんじょう
)
の礼を取って、敢えて、
驕傲
(
きょごう
)
に出るふうなどは毛頭もない。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ご辺の進退、その
謙譲
(
けんじょう
)
。
西土
(
せいど
)
の人々、みな美談となす。もしその忠節を顕わさなければ、曹操は暗愚なりといわれよう。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『それや、
謙譲
(
けんじょう
)
というよりは、虚偽に聞こえる。和殿に乗りこなせないはずはない。いや、おたがい、鳥羽院の
随身
(
ずいしん
)
たり、武者所の侍ともある者がよ』
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、さきに
一捷
(
いっしょう
)
を
掴
(
かく
)
した秀吉から、
謙譲
(
けんじょう
)
を示したことが、まず非常に、会議の
進捗
(
しんちょく
)
を円滑にしたのである。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
けれど、どこまでも
謙譲
(
けんじょう
)
を
装
(
よそお
)
って、再々辞退したが、端王のおゆるしがないので
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
武蔵の
謙譲
(
けんじょう
)
な気もちは、ただただ勿体ないことと思い、自己の
柩
(
ひつぎ
)
を
金碧
(
こんぺき
)
の霊壇に上し、諸士の拝を受けることは、そのいわれもないし、固く辞退したいとも心に願ったのではあるまいか。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「若いが、
謙譲
(
けんじょう
)
で、
肚
(
はら
)
ができとる。渋沢氏を、見習いなさい」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それにしては、
寔
(
まこと
)
に
謙譲
(
けんじょう
)
なお人がらではある」
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
謙譲
(
けんじょう
)
に挨拶した。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
謙
常用漢字
中学
部首:⾔
17画
譲
常用漢字
中学
部首:⾔
20画
“謙”で始まる語句
謙遜
謙
謙虚
謙信
謙抑
謙遜家
謙澄
謙下
謙讓
謙信流