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どくじゆ
ふりがな文庫
“
読誦
(
どくじゆ
)” の例文
旧字:
讀誦
右に依れば、
里
(
さと
)
落命致し候は、私検脈後
一時
(
ひととき
)
の間と相見え、
巳
(
み
)
の上刻には、篠既に乱心の体にて、娘死骸を掻き抱き、
声高
(
こわだか
)
に何やら、
蛮音
(
ばんいん
)
の経文
読誦
(
どくじゆ
)
致し居りし由に御座候。
尾形了斎覚え書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
経を考ふるに云はく、
若
(
も
)
し国土に
講宣
(
かうせん
)
読誦
(
どくじゆ
)
、
恭敬
(
くぎやう
)
供養
(
くやう
)
して此の経を
流通
(
るつう
)
せる
王
(
きみ
)
有らば、我等が四王常に来りて
擁護
(
ゆご
)
し、一切の
灾障
(
さいさう
)
皆
(
みな
)
消殄
(
せうでん
)
せしめむ。
憂愁
(
うしう
)
疫疾
(
やくしつ
)
も
亦
(
また
)
除き
差
(
いや
)
さしめむ。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
油火
(
あぶらび
)
のかすかな光の下で、
御経
(
おんきやう
)
を
読誦
(
どくじゆ
)
し奉つて居つたが、
忽
(
たちま
)
ちえならぬ香風が吹き渡つて、雪にも
紛
(
まが
)
はうず桜の花が紛々と
飜
(
ひるがへ
)
り
出
(
いだ
)
いたと思へば、いづくよりともなく一人の
傾城
(
けいせい
)
が
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
が、経文を
読誦
(
どくじゆ
)
する代りに、姫君へかう言葉をかけた。
六の宮の姫君
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“読誦”の意味
《名詞》
(どくしょう)声に出して文章などを読むこと。音読。
(どくじゅ)声に出して経文を読むこと。読経。
(出典:Wiktionary)
“読誦”の解説
読誦(どくじゅ)とは、お経(経典)・偈文などを称える事。宗旨・宗派により、目で読みながら読誦する場合と、暗誦しても良い場合がある。
(出典:Wikipedia)
読
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
誦
漢検1級
部首:⾔
14画
“読誦”で始まる語句
読誦多聞
読誦大乗