“読物”の読み方と例文
旧字:讀物
読み方割合
よみもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山田やまだともかず石橋いしばしとも付かずでお茶をにごしてたのです、其頃そのころ世間せけん持囃もてはやされた読物よみものは、はるのやくん書生気質しよせいかたぎ南翠なんすゐくんなんで有つたか、社会小説しやくわいせうせつでした、それから
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
いつ頃からの風俗か知らぬが蒲団ふとんから何から何までが赤いずくめで、枕許まくらもとには赤い木兎、赤い達磨を初め赤い翫具おもちゃを列べ、疱瘡ッ子の読物よみものとして紅摺べにずりの絵本までが出板しゅっぱんされた。