とぶ)” の例文
二、三日の間は大臣をも、たびの疲れやおわさんとてあえてとぶらわず、家にのみこもりおりしが、ある日の夕暮れ使いして招かれぬ。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
彼の怪僧天知君をとぶらひ来て、豪談一夜つひに君をおこして彼の木像を世に顕はさしむるに至りたるをうらやまず。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
さすがにかひと申すだけの事はありて、中々難渋な山道に候へども一同皆々元気にて、名所古蹟などをとぶらひつつ物見遊山ものみゆさんのやうな心持にて旅をつづけ居り候、また人事にも面白き事多く
二三日の間は大臣をも、たびの疲れやおはさんとて敢てとぶらはず、家にのみ籠り居しが、或る日の夕暮使して招かれぬ。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
二三日の間は大臣をも、たびの疲れやおはさんとてあへとぶらはず、家にのみ籠りをりしが、或る日の夕暮使して招かれぬ。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)