トップ
>
言霊
>
ことだま
ふりがな文庫
“
言霊
(
ことだま
)” の例文
旧字:
言靈
いずれにしても天平精神の
昏迷
(
こんめい
)
を示すものといえよう。万葉後期の諸歌人がこの間に処して、
言霊
(
ことだま
)
を
云々
(
うんぬん
)
したのも大きな戦いであった。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
就中
(
なかんづく
)
、人間自身が工夫したさまざまなもののなかには言葉の
言霊
(
ことだま
)
のなかにあるものと全く同じやうに、人類の思想や、生活や
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
言霊
(
ことだま
)
の
幸
(
さち
)
はふ日本語では、「大工」といつて、朝から晩から金鎚を叩いて暮してゐる、紺の
法被
(
はつぴ
)
に鉢巻をした男の事である。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
御座所の方に向って、また、
四辺
(
あたり
)
を広く眺めまわして、しみじみと私は崇敬した、日本皇室の神聖と、吾が民族の由来する伝統と精神とを、そうして
愈々
(
いよいよ
)
に
幸
(
さき
)
わうわが国の
言霊
(
ことだま
)
とを。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
それの霊を、
所謂
(
いはゆる
)
言霊
(
ことだま
)
をありありと見るやうにさへ思ふこともあつた。その時、言葉といふものが彼には言ひ知れない不思議なものに思へた。それには深い神的な性質があることを感じた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
▼ もっと見る
わが歌はわがものならず
祖先神
(
みおやがみ
)
くだし
幸
(
さきは
)
ふ
言霊
(
ことだま
)
の揺り
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“言霊”の解説
言霊(ことだま)とは、言葉が持つとされる霊力。言魂(ことだま)とも表記する。
(出典:Wikipedia)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
霊
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
“言”で始まる語句
言
言葉
言伝
言語
言下
言上
言訳
言草
言問
言出