“ことだま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コトダマ
語句割合
言霊71.4%
言靈28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言霊ことだまさちはふ日本語では、「大工」といつて、朝から晩から金鎚を叩いて暮してゐる、紺の法被はつぴに鉢巻をした男の事である。
御座所の方に向って、また、四辺あたりを広く眺めまわして、しみじみと私は崇敬した、日本皇室の神聖と、吾が民族の由来する伝統と精神とを、そうして愈々いよいよさきわうわが国の言霊ことだまとを。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
此の點に於ては邦語は言靈ことだまさきはふ國の語だけに甚だ面白く成立つて居るので、氣の「いき」は直に是生の「いき」であり、生命の「いのち」は「いきのうち」である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
わが歌はわがものならず祖先神みおやがみくだしさきは言靈ことだまの搖り
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)