“コトダマ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ことだま
語句割合
言霊54.5%
言語精霊18.2%
詞霊9.1%
言靈9.1%
詞章精霊9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呪詞を伝承して暗記させてゐる間に、其主君の皇女・皇子たちに呪詞の含むところの言霊コトダマが作用して、呪詞の儘の力を持つ人とならしめるものと考へた。
言語精霊コトダマの存在を考へたのは、わが民族にとつて、極めて古い事実である。併し此が、言語信仰においての第一次のものでないことは、少くとも我が国だけでは、言ふことの出来る事実である。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
私の考へでは、詞霊コトダマ信仰の元なることゞむすびは、外来魂信仰が多くの物の上に推し拡げられる様になつた時代、即わりあひに遅れた頃に出た神名だと思ふ。
興台コトヾ——正式には、興言台と書いたのであらう——産霊ムスビは、後代は所謂詞霊コトダマと称せられて一般化したが、正しくはある方式即とを具へて行ふ詞章コトの憑霊と言ふことが出来る。
言靈コトダマさきはふ」と言ふ語は、言語精靈が能動的に靈力を發揮することを言ふ。言語精靈は、意義どほりの結果を齎すものではあるが、他の精靈を征服するのではない。
呪物の名と、呪物の効験とは、無関係であつたのを、更に詞章精霊コトダマの活動を信じる時代になつて、さうした二重の効果を合理的に考へる様になつたものである。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)